よくきていただけました、冗談好き、太っ腹、余裕な方だけ見ていってください。

その名はПионер ピオネールアンプ
ピオネールアンプ計画のきっかけを作ってくれたのは凄腕様からもらっちゃったトランスです。
電源トランスとOPT2個を”使ってみな”そんな調子でもらいました。
そのトランスのデーターの少ないこと型式も数字が刻印されているだけです、ライトな試練をいただきました。
世界中の掲示板情報などを調べても同じ物は有りませんでした。
AF発信器付けてバルボルで計って調べるってぇ〜 冗談良子さんです、勘と匂いでつないじゃいます。
300Bに使う予定だったと言うことでしたがトランスから出た電線には使った形跡のない新品トランスです。
電源トランスは電線の色から察しを付けリード線タイプの小さめのFUSEを付けて電圧かけて調べました。
コアにうっすら錆が出たと言うことで綺麗に処理後厚めの塗料が塗られていました。
何も手を加えることなく直ぐ使えるレアなトランスです。
その名はPEERLESS ピアレスです、えっ! ピアレスアルテック・・・?
焼いちゃったらご免なさいという乗りで今のヘッポコアンプに付いている東栄の20WOPTの片側だけ外して
左右切り換えて聞き比べしました。
出てきた音は”何これ”ペターっとスピーカーのコーンに張り付いていた音が剥がれます。
日本語しかわからないけど外国語がハッキリ聞こえます、ボーカルそんな位置でこんな声を声帯から出していたんだ!
明瞭で艶やかな音を出す6C4Cに助けられて艶や瑞々しさを絞り出していた音とは格段に違います。
東栄トランスの音しか聞いていなかったら現状で大満足でした、悪いと言うことではありません。
Peerlessのトランスが良すぎるのです。つないで2秒で力が抜けました。
小さな音でも艶がわかる電子楽器に含まれるホワイトノイズも聞こえてくるそんな感じです。
誰が聞いても一回数秒で音の違い明瞭艶やかさが格段に上だと言うことに気が付きます。
明瞭艶やかでスピード感有り前に迫り出す音で瑞々しいそんな音を求めて製作計画することにしました。
偉そうなこと言う気も全くありませんけどトランスで音変わります。。それも大幅にね。
と言うわけで電源トランス、OPTにはPeerlessトランスを使います。
シャーシは設置するところが無いのですが大きめの余裕を持たせた物を作るか探します。
置くところは出来てから決めます。
電源トランスのB電圧からすると117Vで使う方が良いかも知れませんそれも後でステップアップトランス
付けられるように考えます、直熱整流管の5Vが見あたらなかったので抵抗で電圧降下させて5V近辺で使います
6Vかけたところで直ぐには壊れません壊れたら交換するまでです。
チョークコイルも新調予定です。
構成は全く同じ感じでプリもユンケルを使います。

ゆっくり進行中のピオネールアンプちょっと聞いたピアレスOPTの音が忘れられない我慢できない。
うぅ〜”音よかったろう 余裕だぜ”眺めるたびに私に話しかけてきます。
身体が限界に達しましたのでヘッポコに仮止めしてOTL換装しました。
重たいこれで10W?嘘でしょ持病のヘルニアが出ちゃって右足痺れています。
心地いしびれです、これでじっくりピオネール出来ます。
軽く楽勝に何処吹く風の余裕で低音から高音までの艶を出しています、しっかりエージングです。
熟成して身が詰まり更に良い音になったらうれしくて気が変になります。
時々オークションに出てくるピアレスとは違います日本には数個しか無い様な。。。(震) お揃いの電源トランスも有ります。
ヘッポコ管理人の劣悪な環境下で先の音を目指すとなるとシングルを元気よく強烈なプリ(ユンケル)で
押すこと以外に無い様でピオネールアンプは末永く使える本腰入れた物にします。
シングル&ピアレスOPTの度肝を抜かれる先の音に酔ってしまい最近夜更かしが過ぎています(嬉)
トランス系からコンデンサーまわりもロシアの風を存分に吹き込めば更に先の音になると確信しました。



その後のピオネール構想
測定器は一切使わない!
テスターとLCRメーター真空管試験器は例外です。
波形をオシロで見たりアナライズすることはしません。
波形が悪くても高域にピークが有ろうとも低域に極端な沈みが有ろうとも
自分の耳で聞いて確かめて心地よい音ならOKです。


デザイン第一構想

こちらで決まりです。

1,6ミリ鉄製で幅450x280x70の大型です、偉く重い上に乗っても全くびくともしません。
末端処理もプロの仕業です。
トランスが大型なのでこのくらいないと歪んでしまいます。
シャーシーだけで腰が痛くなるほどです、これで3Wx2のシングルアンプです。

理想的なお弁当箱タイプに仕上がりました。
後は超強力なドライバーで6Cを押してやるだけです!
目標は前に出る明瞭な音で素直な中に微かに味を感じる音です。
1段目はロシアの6SN7互換球、2段目はフランス製マツダの6V6GT ST管タイプ
ドライバー2段目は色々換えて遊んでみようと思います。
コバルトブルーのオールドテスラEL34も出番を待っています。


ピオネール完成しました!!

テスターは壊れ、コンデンサーをショートさせ”パンッ!”耳がキーンとなっています。
ロシア製オイルコンを各所に採用しました。
強力なドライバー段と余裕過ぎるトランス類、段間トランスは色々迷い最終的にNC14に決定
UTCの汚いチョークは同色で塗装しました。2個買って1個余ったのでヤフオク出品しましたけど人気無かったので
次期アンプに使うことにしました。"UTCのトランスにハズレ無し"名言です!



理屈じゃありません何でもさしちゃいます、コバルトゲッター元気にヒート中
この青い奴も一時ヤフオク出しましたけどプロも認める楽しい音が出るようで・・保有決定
オールドテスラのコバルトブルーは濃くて中が見えません、デジカメでのぞくと中がよく見えます。
ツインのリングプレートが見えました。
音は野性的良い感じだなぁ〜ギターアンプに使われて評価されていたのがよくわかります。
復刻版とは全く次元の違う逸品です。

6NS7互換球は59年製と60年製のちょっとプレートリングの形状が今まで見たこともないメッシュの板状です。
年式違いで出品しても人気はないと思い自分で使うことにしました。
ロシア野郎は裏切りませんこの時代の球は各軍工場の
真空管技術者が鎬を削っていた時代です音も明瞭さは当然少し重量感有る音で当たり球でした。

小休止


ピオネールで忙しいってのに重いから手伝ってと。。。
娘のシンプルで内容が濃い奴ラックに入れました。
ソロじゃおいらのシステムには適いませんが
包み込むような臨場感はこのアンプの特徴かも??
往年の名機の使い方にも慣れたようで最上段に入ってる3極管アンプVT-137とうまく使い分けて使っているようです。


お話戻して

マランツ8のお陰で持病の椎間板ヘルニアで右足が痺れていますが・・
”そんなの関係ない”ピオニールの仕上げです。
ロシア管の6V6GT互換球の次は、お宝新品未使用のフランスマツダの6V6GTです.
出所がハッキリした貴重な球で上品な音です。
貴婦人的な音?無理した見栄っ張りな音ではなく控えめなとても上品な魅力的な音です。
紳士淑女どちらかと言えば魅力的な女性の色気が少し感じられる音です。
老化耳でも求めている音が明瞭系なのでそんな違いが簡単に聞きくらべられるアンプなんです。
これもファイナル管の6C4Cが凄すぎる名球だからです、名球だと真っ先にテストして教えてくれた
凄腕様がいなければ今でも求める音探しに無駄な出費をしていたでしょう
300B系2A3系の球の中で一番明瞭な音を出す凄い球だと教えてくれたのはもう1年近く前かなぁ〜(懐かしい)
50年代後期の6C4Cは今後入手は難しいと思います。
2本1万円以下で売られている同型の球でも近い音はすると思います。
海外から購入してもこの金額では私の6Cは1本も買えないんです(事実)

自作の適当に作ったオイルコン取り付け金具も立派に役目を果たしています。
fuseボックスはイギリス製です、別にブランド志向では全くありませんが・・・
電源ソケットはフィルター付きの物です。
日本製のトランスは発熱が凄くて使う気がしませんが使うときは2倍から3倍の余裕を見ないと
精神衛生上と音にも関係してくるくらいの発熱をします。
容量計算が日本の場合甘い???これ以上は・・
電源トランスはクローム仕上げでしたがピアレスの出力トランスの色に合わせて塗りました。
全波整流用B電源300V以上の回路が200ミリアンペア2系統あるビッグなトランス片方の高圧巻を使ってます。
1日通電していても人肌くらいにしかなりません。
ピアレス出力トランスのコアのネズミ色は凄腕様がさび止めに
塗ったもので敬意と感謝を忘れないためこの色は一生引き継ぎます。
本当に10W用なんでしょうか?重さは20Wクラスです、全く発熱無しです。
後ろもスッキリ出来たかなぁ〜

ロシア軍用パイロットランプです、点灯しているの分かりますか?
真ん中に針の穴位の穴から光りが漏れています。
このロシア製軍用パイロットランプも全く人気のない汚れた新品。
在庫が何十個もありますが今後出品予定はありません。

スイッチもロシア製チープなトグルスイッチです倒したレバー側端子が通電します。
チープとは言っていますがクリック感は日本のトグルでは味わえない物です。
チープで値段も高いと出品しているスイッチですが分かる方は分かっていますね!!
そんな遊び心と余裕な方に使ってニンマリして頂ければ大満足です、一緒に笑いましょ!

リングシャッターを回すとこんな感じです。
野戦用通信機のパイロットランプでしょうか?
光りが目立たないように調光出来るようになっています。
部屋を暗くして6C4Cの青白いビームを楽しむときには小さな光りに切り替えます。
ヤフオクで2個くらい売れましたので買ったいただいた方日本で数個しか無いレアなランプですよ。
遊び心とピオネール精神を忘れず楽しく可笑しく感電しながら仕上げています。
GU32パラシングルアンプと同じくらいの入力感度になりました、とても感度が良い0.3V位でしょうか??
当時のアンプの入力感度です(凄腕様のこだわる所で伝授いただきました)
スピード感有る明瞭でいて気持ち味のある音を出します。
超明瞭でローノイズのロシアの6SN7からフランスマツダの6V6GTに送られた音は
気持ち上品な味付けをされトランス経由で6Cに送り込まれ明瞭さと元の音を全く壊すことなく
薄味というか隠し味を付けた音を出しています。
体重20キログラムの可愛い相棒に仕上がりました。
測定器も全く使わず(使えず)簡単なチェックだけで完成しました。
カットアンドトライでSPに耳を付けて確認できるか出来ない位までノイズも押さえました。
特性補正のCやRは一切付けていません某所の電解コンまで付けていないくらいです(笑)
音の違いが分かるアンプで自分の耳に有った物ならOKなんですね。

残る仕事は中に付けられたアルミアングルにオイルコンを沢山並べて付けて完了になります。
この心地よい音はオイルコンによる所なのかも知れません。。
GU32アンプもオイルコン使ってるし・・・
各所でオイルコンの重要性が公になろうとしています、絶対数が少ないことと輸送費が大きく
金額を抑えて出品することが出来なくなりましたのでしばらくオイルコンはお休みすることにしました。
シャーシもしっかりした頑強な物なので今後色々遊んでみようと思います。

早速追加工です。

オイルコンをアルミアングルに取り付けて追加予定です。
電解コンをいくつか外せるかな??
無理でも電解コンに抱かせます。


ソケットまわりの白い物はロシア製天然松ヤニです、とても使いやすく良い匂いで癖になりました。
そんなわけで実際にペーパーコン装着しました、配線は汚いですがノイズの無い強力で明瞭な音を出しています。
深夜聞こえるか聞こえないかの音楽も繊細に精密に奏でています。
入力感度が高いのでプリの抵抗切替式VRでは小さい音のコントロールが難しく
同じ抵抗切替ATTをアンプの裏側にでも付けようと思います。


その後、抵抗切替式アッテネータ付けてトランスの向きも変え、不要な電解コンは外し、ロシア製巻き線抵抗付けました。
電線引き回しと一部回路変更もしています。
入力とドライバー間のカップリングは凄腕様から提供いただいたレアなコンデンサです。
今後色々換えて音の違いを楽しもうと思っています。

トランスの向き変わっても重さは変わりません・・
ファイナル終段管も換えて遊んでみようと考えています。
2A3の様で2A3ではないような・・300Bでもなさそうな・・・・

その後、初段にP-G帰還をかける事でゲインを調整して
最適な状態で6V6GTに信号注入成功、ノイズを押させるために変更した回路を元に戻しました。
ノイズの全く無いクリアーなアンプからは今まで無理な回路に埋もれていた明瞭さが顔を出し
深夜微かな音で聞いていても下から上までハッキリと聞こえてきます。
うううぅん〜完成の域に達した感がします。


お宝6C4CをTUNG-SOL 2A3 MR29に換装予定です。
45〜2A3に変わるそんな時期の未使用2A3です、中の構造はスモークの隙間から見ると!!
45の内部構造が2極そのまま入っている感じです。50年代初期かもしかするともう少し古いかなぁ??
ソケットとヒーターまわりの改造になりますのでじっくりゆっくり行きます。
しかしこの球高かっただけあるなぁ〜容姿で明瞭な音が出そうな気がする。
ちょっと違うでしょ!

凄腕様!どう見ても電極アノードの形が小さいですヨ!(意味深)
6C4Cの音はもう●●●の美音系の音とは違い明瞭さでは断然上と数人の凄腕様からコメント頂いています。
残るは2A3なんです、前に聞いたモノブロック、ロフチンRCA2A3PPの明瞭さは凄かった、あの明瞭さに少し味が付けば
理想です、6C4Cとの対決にもなります、結果は正直にご報告します。

早速改造です、ヤフオクに格好良いUX4ソケットが出品されていたのでそれをゲットしました。
凄腕様が”あの球良いぞ!”絶対に当たる予想なんです、疑いもなく換装しました。
余計なネジ穴あけたくなかったのですが・・・具合の良い事に冷却用層流穴(層流じゃないかぁ)?が丁度使えました。
ヒーターまわりは特に気を使って構築した回路なだけに。。。ちょっと不安でしたけど2.5Vの交流点火、ハムバランスVRも付いていません
後に又じっくりヒーターまわりは考えるとして・・音を出してみてびっくり。
素直で無垢な優等生の6C4Cに対してTung-sol2A3は、遊びなれた優等生そんな感じです。
良い味です!



前から使ってみたかった憧れの軍球CV181です、6SN7GTと同じ物です。
”音聞いてみな”送っておいたよ、そんな感じでお借りした物です。
同ロットではないようで少し色も違います。
お淑やかな美人さんを見るようです。
凄腕様は確信犯!
 
フランス6V6と相性良いんですけど・・ 艶やかさがさらに強く感じます。
響きが違う奥行きが出てる、先ずは明瞭系を理解してから遊ぶと凄腕様が言ってた理由が
理解できる感じ、度が過ぎると作った感やオペアンプ(IC)感が出てくるからそんな狭間で遊ぶんですね。
お借りして聞いていればいいなんて言ってられない、直ぐにでも欲しい自分の球にしたい逸品でした。
でも偽物や同じような景色の駄目球も何本も見たり聞いたりしているようで。。気を付けなくては!
音は全く違う物です。とても近い音がするロシア管もドイツ、フランス、イギリスの影響を受けてるんですね。
良い球は発音の難しい国に存在している・・取り合わせ相性マッチングの大切な事が今回よくわかりました。

理屈抜きで遊んでいます理屈好きな方はご遠慮ください。





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