面白く怪しくて楽しい?球



プレートリング,風体プリントどこから見てもロシア製の6V6GT互換球なんですけど・・・・

左側にはおなじみのロシアキリル語表記で6П6С(6P6S)とあり右側には何やらベルギー製?TRONAL 6V6GTと書かれています。
何でもありな世界ですね。
ベルギーってオランダ語系じゃなかったかなぁ??キリル語も使うのか??

ベルギーのメーカーがリプリントして迄売るという事はロシアの真空管は、それほど音が良いのでしょうね。
年式で中の構造や検査数値も違うんです。時代のさらに古い物は型番呼び名まで違う物があります。
年式も矛盾がないし良しとしましょう
中には調べれば直ぐわかる時代錯誤甚だしいふざけた糞球もあります。
ご注意ください。

無名のECC189です、テレフンケンにも全く同じ作りの物があります。
プレートリングなどの形状がテレフンケン純正とは違います。
同じというかテレフンケンでプリントしているんでしょうね。

これはロシアの6N23Pです、正規ルートでOEMに出す途中の物なんでしょうか?
キリル語表記は有りませんし製造年も印刷されていません。
56年でも60年でも好きな印刷が出来ちゃいますね。40年代なんてプリントしたら偽物眉唾だと言ってるような物ですね。
プレートの色からしてもこれは70年代でしょう
アメリカでX7系のMT管が開発発表されたのが確か1947年頃でしょうか?
どう考えても40年代の北欧系のMT管が有るとは信じられませんね。
MT管タイプの整流管で54年とか55年が自分が保有する北欧系の球では一番古いです。
50年のGT管が一番古いか今メインのシステムでなっているTUNG-SOL 2A3 MR29が多分40年代後期か50年代初めな気がします。

時代背景を考えれば偽物や怪しい球も何となくわかってきますね。
お互い目、耳を肥やし良い音を見つけましょう。
何十年も球と接しているプロの方でも良い球に巡り会う機会はとても少ないそうです。
そんなプロも腰を抜かすほど良い球を提供したりも・・・・・・後にご報告できると思います。

ロシア(旧ソ)製の当たり年お宝球は、ブランド球も寄せ付けないぶっ飛びの音を出す事を実際体験し
持っているので私はロシアの名を隠すことなく堂々と銘打って出品しているというわけです。


ゲージ管

放射線でも測定するのでしょうか?
先の膨らみには、ゲッタ膜があり中には十字架状の金属が入っています。

細いフィラメント状の線が見えます、不思議な球です。
何となく何かの検出ヘッドのような気がしています。
まさかミューラー管じゃないよね?!


茶ベース6П6С 6V6GT互換球
一年以上かかって2本揃いました! 同ロットの茶ベース6V6GT互換球です。
不思議な事に同ロット品が1年いじょうかかり2本だけですが揃った。

おいおいお前元気だったかぁと言ってるかな? 未使用だから勿論元気です。
ロシアのミリタリ球はセレクトされた選りすぐり品にペイントを付けたりマークを付けたりします。
最上位球のハイフンの後ろの型番にペイントを塗って供給したりするバージョンダウンもあるんです。
ランクが低い球の供給が間に合わなかったのでしょう。

茶ベースなんて日本に有るのでしょうか。これはレアーな球だと思います。

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